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v/c:
BP 124/85,bT 36.5,P 96,kot 4
入院後,最初の診察日。
S:
今は落ち着いてます。今までの症状がウソみたいなくらいです。でも元の生活に戻った時が不安です。
O:
寝付きの悪さ以外の症状は出ておらず,食事も全量摂取できている。特段の症状,抑うつ状態・不安状態・不穏状態見られず,吐き気・嘔吐なし。寝付きは悪いもののすっきり目覚め,熟眠感も得られている。
A:
「仕事」を意識しない環境の効果か? まだ焦る時期ではないと思うので引き続き休養に努めるよう図る。
P:
まだ休養時期であり,復帰後を考えるのは早いので,休養に専念してもらう。
復帰後についても,Dr.より指示・助言もあり,いきなりの「全開」は無理があるので退院後は迷惑をかけることになろうとも,仕事が続けられるように休みを取りながらいくよう心掛ける。
入院後はkot出ておらず,本日,入院後初のkot。
S:
毎日きちんと出ていたはずなのにまだ出てなくて…。それでも軟便が多かったですが…。腹満感はありません。
O:
入院初日の朝に軟便が出たきりで,4日目まで経過している。
A:
腹満感なく,便秘という感じでも無さそう。
軟便は過量飲酒に伴うものと考えられ,飲酒習慣のない状態になったためにkot滞ったのか? あまりでないようであれば下剤を考えてみる。
P:
本日いっぱいくらいまでは様子を見る。
1wも出ないようであったり,腹満あるようであれば下剤考慮。
S:
やっと出ました。軟便でも硬便でもないです。
O:
本日与薬のタイミングでkotが4回。
軟便でもなく硬便でもないので特に対応は不要かと思われる。
食事のバランスが摂れてきて,またガスモチンの効果が出て来たと考えられる。
P:
食事バランスの問題かと。
引き続き経過観察を行い,必要に応じて臨時処方考える。
入院2日目の採血検査の結果が出る。診察時にDr.より結果説明なく,結果を本人に渡す。検査技師のため説明不要。
O:
TG 215(H),T-Cho 155,GOT 16,GPT 16,γGTP 71,FBS 95。
TG高いが,予想よりは低く「やや高値」と言う所。他所見なし。
A:
飲酒習慣があった割にはTGの上昇は大きくなく,肝機能も問題なし。
食事が摂れていないことでTGの上昇幅が小さかったと思われる。高値となっているTGは食事療法でコントロールできる範囲であり,内服継続も会わせれば正常範囲内に戻せるかと。
P:
TGは食事療法で十分コントロールできる範囲であり,食事療法と投薬でコントロールしていく。
v/c:
BP 125/84,BT 35.7。kot 0。
本日は寝起き良好で,日中は覚醒しており,ホールでくつろいでいる。
S:
昨日は薬が効きすぎてたようで…。今日はすっきり起きました。調子も良いです。
O:
眠前薬の調整の効果か,起床時刻(6:30)にすっきりした表情で起床し,7:00のラジオ体操もこなされる。
日中も覚醒状態保っており,ホールで書き物に没頭されている。
P:
調整の効果が出ているようなので,引き続き本人の訴え傾聴し,処方の調整を図っていく。
書き物は本人の感情整理・意識整理に有用に見える。
午後になり,散歩に出掛けると言う。
S:
散歩に出てみようかと思いますが…。書き物に煮詰まったし,外の空気も吸いたい。
O:
上記Sの通り,午後の散歩(13:00~16:00)の申し出あり。書き物にかなり没頭していたが煮詰まった様子。
A:
書き物で感情整理・意識整理は有用だが,煮詰まると閉塞感・ストレスに繋がるので気分転換の散歩も重要かと。
P:
煮詰まった時や,何か鬱積状態にある時は積極的な散歩としていくつもり。
処方については引き続き訴えに応じて調整を申し出る。
状態が安定している様子。
S:
あれだけ日記に書き続けた症状が全然出ないんですよねぇ…。色々症状出てて大変だったのに…。
O:
入院以来,CCほとんど出ず。唯一寝付きの悪さだけが出ている状態で,他は安定している。
A:
環境変化が一番の要因か? 「職場」「仕事」と言うものが大きく心身に影響しているのが目に見える。
P:
休養入院としては順調な経過だが,引き続き容態を見ていく。
明日からの診察を通して「日常に戻った時の対応」について,主治医と対話して検討したい。
0時頃に寝つけずに眠剤頓服希望。
S:
うたた寝のせいかな…寝つけなくて…。頓用の眠剤良いですか?
O:
服薬後3時間になるが,寝つけない様子。
A:
疲労を感じない環境とうたた寝が寝つきにくさに影響しているかと。
P:
日中はうたた寝を避けるように何かしらの活動を促していく。
今回の訴えに対してはレンドルミン0.25mg,ニューレプチル5mgを1Tずつp/o。
ほぼ一日寝たきりの状態。食事・与薬時のみ覚醒。
v/c(10:00):
BP 90/40,BT 36.4,kot 0
v/c(20:00):
BP 120/76,kot 0
S:
夕べの薬が強かったようで眠気が強いです。フラフラして動けない,やっと食事と服薬をしてます。
O:
食事・与薬時以外は病室ベッド上で眠って過ごされる。昨晩の眠前役のメジャーが効きすぎているのか?
10:00の検温ではBP 90/40と低血圧状態。20:00の検温時には意識もしっかりしてきており,BP 120/75と平常に戻っている。
A:
昨夜の眠前薬の影響か? 睡眠に影響が出るので日中覚醒を保つため,量・種類について調整していく必要があると思われる。
P:
昨夜の眠前薬が強いため,量・種類について調整を図ってもらう。
13:00,単独独歩にて入院。
v/c:
BP136/86,BT 36.5,P 84,kot 0
S:
分かりました,何かあればまた伺います,よろしくお願いします。
傷は痛みませんし,出血などもありません。
ゆっくり休んで,あとは復帰した時にうまくやっていけるようにしたいです。
昼食は軽く済ませた程度です。用意があるのであれば頂きたいです。
O:
自傷による左手首の切創は痛み・出血等なし。
昼食がまだとのことで,用意があるため提供。カレーライス1人前を完食される。
その後,病室及び病棟の案内と,入院生活の説明を行う。
A:
本人,入院が決定したためか安定している様子。食事も摂取できており,ストレスからは解放されている様子。
P:
本人しっかりしており,現状態も安定しているので,単独散歩可とし,気分転換も図れるようにする。
タバコについては1箱/day 16:00渡しで自己管理。
与薬はNs与薬とする。
食欲不振・不眠の訴えがあるため,食事・眠前薬については適宜傾聴してDr.に報告行っていく。
S:
ちょっと想像と違いました,色々な方がいらっしゃるのですね。
正直,コミュニケーションの取りにくい患者さんもいます,難しい。
でも,意外に気楽に過ごせるのも想像外でした。
O:
急性期入院ではあるが,慢性期と混合しているため,本人少し驚きと緊張の様子。
特に慢性期療養患者とのコミュニケーションに困っている様子。
ただし,少し安心もしている様子うかがえる。
A:
コミュニケーションの問題はあるが,それなりに馴染めそうで,安心している様子もあるため,ゆっくり過ごすことが出来そう。
P:
discommunicationについては,本人医療従事者であり理解あるので適度な距離感を持って,自身の療養に努めてもらう。
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職業は炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属