ポラス 分譲 ゐぬ様のカルテ 忍者ブログ
 
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・V/C(AM):
 BP 131/91,P 86,BT 35.4,kot 2。
 DBP相変わらず高い。高TG血症も放置しており,内科受診必要か?

・睡眠状況について:
S:
 まともな睡眠じゃなかった。なかなか寝付けず,やっと寝付いても3時間で覚醒。1時間ほどで再度寝付いても3時間ほどで覚醒。トータルの睡眠時間は保たれているけど,眠りは浅いし分割されてるのでツラい。
O:
 夕べは22時前に入眠。1時前に中途覚醒する。その後1時間ほどした2時頃に再度入眠するが6時頃に覚醒している。トータル6時間睡眠と考えれば十分だが,分割された浅い睡眠。眠れないことへの焦燥・苛立ちを感じている。
A:
 入眠の改善,睡眠の持続が課題と思われる。
P:
 本日,心療内科外来受診のため,状況話し,処方検討してもらう。

・日中の不安定について:
S:
 日中は抑うつ感や苛立ちを覚える。物事に集中できないし,劣等感や被害妄想を感じる。
O:
 日中の勤務中を中心に抑うつ感・苛立ちを感じている様子。また,劣等感や被害妄想に駆られて不安定な様子。
 苛立ちや劣等感や被害妄想に対する自己嫌悪の念も抱いているように見える。
A:
 順調すぎる同僚への嫉妬心・劣等感と,連日の不眠による不安定から来る感情か?
 同僚への感情も自身が安定していればそれほど気にならないような印象もある。連日の不眠に対する対応が第一課題と考える。
P:
 睡眠障害の件も含め,本日の外来受診での対応を待つ。

・帰宅後の不穏状態について:
S:
 診察を受けて処方も変わって少し期待というか安心感は得られました。でも,やっぱり落ち着きません。とりあえずは抑うつ感はぬぐえず,やり場の無さからリスカに陥ってしまいます。
O:
 受診によって期待感・安心感は多少は得られたものの,不穏状態見られる。
 眠前薬服用前であり,前日までの睡眠障害の影響があると思われるので,眠前薬服用後に良眠できれば翌日以降は少しずつ安定していくことが期待される。
P:
 上記Aの通りであり,眠前薬服薬後に良眠できれば好転する可能性はあるので,今日の所はODだけは避けつつリスカは致し難ないこととし,経過観察とする。
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・睡眠障害について:
S:
 眠れません,もう疲れました。寝付けないし,寝付いてもすぐに目が覚めるし…。睡眠不足で不安定になってしまってるのか,鬱症状も出たり,リスカも再開しています。
 環境が整ったのと食事が摂れるようになったのを除けば,入院前と同じような状態です。
 とにかく何とか寝たいんです。
O:
 連日の睡眠障害(入眠困難・中途覚醒)と,睡眠不足から来る抑うつ感と,不穏状態から来る苛立ち,リスカの再開の訴え。
A:
 前回(3/4)受診時に入眠剤を追加するが効果出てない様子。
 薬は増えてしまうが,眠剤追加・増量してみるか?
P:
 前回受診時の処方のうち,朝食後・毎食後・夕食後についてはdoで。眠前薬は,ベンザリン10mg錠×2T・テトラミド錠30mg×1T・ハルシオン0.25mg錠×1T・エバミール1mg錠×2T・アモバン10mg錠×1T・ロヒプノール2mg錠×1Tはdoで,ニューレプチル錠を5mgから10mgに増量,グッドミン0.25mg錠×1T・プロチアデン25mg錠×1T・デパス1%散を追加。
 これによって,抑うつ状態・不穏状態・不眠の改善を図る。
 不安定状態のため,2週ではなく1週処方として経過観察。


・V/C(AM):
 BP 130/89,P 90,BT 35.7,kot 2。

・日中抑うつ状態について。
S:
 やっぱり抑うつ状態です。なんでかなぁ…。仕事に身も入らない。
O:
 勤務中も抑うつ状態続いている。
A:
 同僚,体調不良にて午前で帰宅。その後落ち着く。やはり結婚話が「自分にはどうでも良い」と思っていても響いているのか?
P:
 「自分にとってはどうでも良いこと」と思っているのなら,劣等感を抱くことなく「自分の生き方」を強く持つこと。

・V/C(PM):
 BP 141/93,P 76,BT 35.3,kot 1。

・夜間不隠について。
S:
 夜になると不安と鬱と不隠が襲ってきます。漠然とした不安感,抑うつ感,やり場のない何か…。眠れないことへの不安もあります。だからついついお酒に走りつつデパスをかじってしまって,リスカもしてしまっています。
O:
 日中同様,不安感・抑うつ感継続。更に不眠への不安も相まってデパスOD,そしてリスカ連日。
A:
 それほど大きなものは無いはずなのに,精神的にはかなり追いつめられている様子。緩和策企てたいが対象がはっきりしない。
P:
 教訓もあるのだからODだけは避けておきたい。
 ゆったり過ごせる環境,適当な休息が必要か?
 明日の外来診察で検討。

・中途覚醒について
S:
 21時半過ぎに床に就いたけど…やっぱり目が覚めちゃった。2時くらいかな? はぁ…まだ12時半過ぎ…1時前なんだ…。
 これだけ薬が出てて3時間しか眠れなくて,でもこれ以上の薬だと起きれるのかが心配だなぁ…。起きてからもしゃきっとしてられるかなぁ…。
 なんか…疲れちゃった…。寝るだけなのにね…。
O:
 21時半就寝,1時前に中途覚醒。本人2時過ぎを予想してたので落胆している。
 どうしても「3時間」と言う単位で目が覚めてしまうことに負担を感じている。
 薬剤で対処したい所だが,過眠にならないか,起きることができてもすっきりしていられるか心配している。
 睡眠に対して,相当なストレスを感じてる。
A:
 ストレスで睡眠がとれず,睡眠がとれないことがまた更にストレスになっている。
 寝る時間を早めるなどの工夫はしているので,処方での対応になるが,過眠・寝起きに配慮が必要。
P:
 明日の外来診察で眠剤の処方を変更してもらう。強い薬については20日(木)が祝日のため19日の夜に服薬して試してみる。


V/C(PM):
 BP 155/83,P 106,BT 36.3,kot 1。
 BP高め。tachycardia(+),palpitation(+)。
 身体状態良くないと思われる。

・寝込んだ。
S:
 全然寝付けなかったけど,今度は寝込んでしまった。抑うつ感も強い。やり場のない思いを感じる。明日の出勤が憂鬱。
O:
 寝付けなかった上に,寝付いてからは夕方まで寝込んでしまっている。一応,そのまま寝込み続けない医用に夕方からドライブには出掛けた。
 やり場のない思いがあるのか,酒,リスカ,デパスOD。
A:
 ストレスの状態は相当重いと思われる。
P:
 来週の外来診察にて報告,対応をもらう。


・V/C:
 多忙・疲労にてチェックできず。

・昼間の勉強会について。
S:
 勉強会の講師の仕事に行ってきました。まぁ話も色々聞けるので良いけど。でも講師なのに参加費とられるし,講師料なしだし。「金目当てじゃない」とは言っても「準備作業」へのねぎらいは欲しい。ただでさえ今は精一杯だから。
O:
 勉強会があり,講師の仕事もしてきた。
 精一杯の状態の中で講師の準備をしてきたことへのねぎらいのない所に不満を覚えている。
A:
 状態良ければ,不満も覚えないかと思う。
 当日は疲労状態にあり,フラフラしている時も見られた。そろそろ休養が必要ではないか?
P:
 週明けの火曜日は外来診察日,木曜日は祝日で休める,と言う好都合の週なので経過観察とする。


・V/C:
 疲労・寝坊にてチェックできず。

・抑うつ感について。
S:
 日ごとに抑うつ感を強く感じるようになってきた。やり場のない何かがあるのか,リスカがやめられない。
O:
 連日の不眠,抑うつ状態の持続,繰り返すリスカ,デパスOD。
A:
 連日の不眠,抑うつ状態の持続,相当なストレスになっている様子。
 「眠れるように…」とは言っているものの,デパスODしている状態は非常に問題。
 本人は「恋愛・結婚はもう良いと考えている」としているが,同僚君の結婚話が順調で日々繰り返されていることが「劣等感」に繋がってると考える。
P:
 「自分は自分」と開き直れるのが理想だが,難しそう。
 課題点から遠ざかることもできないため,対症療法しかとれないか?


・V/C:
 寝坊・疲労でチェックできず。

・大塚愛のコンサートに行く。
S:スゴい楽しみだった。席も良い席で楽しかった。でも…なんだか寂しくなった。
O:
 大塚愛のコンサートあり,午後半休。7列目(実質3列目)の一で十分に楽しむ。
 楽しんだあとに,帰り際に寂しさを覚える。
A:
 楽しい出来事のあとに寂しくなるのはよくあること。
 ただし,最近の抑うつ傾向からすれば過度な状態と考える。
P:
 「楽しかったこと」はそれとして受け止める。「寂しくなるのは仕方ない」と暗示をかける。
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★ 本カルテの記載形式
 カルテ記載の基本に基づいて記述しています。
 しかし最近は「カルテ」と言うよりは「日記の下書き」になってしまっている状態です。
 本来のカルテならこんなに「Subject」は長くはならないし。

 カルテ記載の基本は,客観性が求められ,またチーム医療では「誰が見ても分かる」と言うことを心掛ける必要があります。
 そこで,正しいカルテの記載法として,問題指向型医療記録,(POMR: Problem Oriented Medical Record又はPOS: Problem Oriented System)が標準的で,特に入院後の治療・看護計画を立てる上で有益な方法です。
 このカルテでは,自分を客観視して見つめ直していくためにこの手法に基づいて記述しています。
 POMR又はPOS形式のカルテには,
 ・S(Subject):主観的データ。患者の訴え,病歴など。
 ・O(Object):客観的データ。診察所見,検査所見など。
 ・A(Assessment):上2者の情報の評価。
 ・P(Plan):上3者をもとにした治療方針。
と言う記述法がされており,略して「SOAPで記録する」と言われています。

★ その他の略語
 ・CC:主訴
 ・PHx:既往歴
 ・FHx:家族歴
 ・p/o:経口投薬
 ・Do:前回と同内容で処置・処方
 ・v/c:バイタルチェック(検温)
 ・BP:血圧
 ・P:脈拍
 ・BT・KT:体温
 ・kot:大便
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プロフィール
HN:
ゐぬ様
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1975/12/20
職業:
炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属
趣味:
ドライブ,ウィンタースポーツ,機械いじり
自己紹介:
ゐぬです。横浜在住,32歳
職業は炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属
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