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v/c:
BP 135/76,P 102,BT 36.4,kot 5(PM)
退院について。
S:
「やっと出られた」と言う感じ。なかなか食べれなかったものや飲めなかったものが食べたり飲んだりしたい。
O:
「解放」と言う意識感じている。退院しても特段の症状現れず。
「食べたい」「飲みたい」などの食事に対する欲求出ている。
A:
入院後半になって休養がとれてきた頃には,逆に飽きてきた様子。
本人,外界への欲求が高まり,退院としてはちょうど良い時期かも知れない。
食事に対する欲求も出ており,「食べられない」と言う状態も改善していると思われる。
P:
「飲みたい」については,お酒も入ってくるので,節酒の方向で。
以前の週末・宴会時のみの飲酒習慣に留めたい。
腹痛・軟便について。
夜間,PCに向かいながら腹痛を伴う軟便でトイレを往復(5回)。
S:
飲むとお腹が緩くなる。久しぶりだったのに結構飲んでしまったかな?
O:
缶酎ハイ4本飲酒。
その後に腹痛を伴った軟便にて5回ほどトイレ往復。
A:
飲酒習慣を変えたとしても量は多いと思われる。特に3週間の断酒期間の後なのでお腹が慣れていないのかと…。
飲酒習慣は,病態悪化状態より前の状態にすると共に飲酒量も減量しておくべきと考える。
P:
食事が摂れるようになってきて,自宅で生活していくので食事も不規則になりがち。
体重・高脂血症の管理上の問題になるので,飲酒習慣と飲酒量をコントロールする。
缶酎ハイは3本程度まで,休日前・宴会時のみの飲酒,この程度でいけるようにする。
まだ依存しているようであれば,本来は解決にはならないものの,飲酒日減,1本までなどとする。
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v/c:
BP 114/76,P 102,BT 36.4,kot 1(AM)
本日午前中に退院。
Dr.診察あり。
Dr.:
どうですか? 入院してみて落ち着きましたか?
Pt.:
今までの症状がほとんど無くなってスゴく楽です。寝付きだけが気になりますが。
S:
症状もなくなって,食事も摂れるようになって,寝付きは悪いながらも眠れるようになりました。
そろそろ「外に出たい」と言う欲求も湧いてきており,まさに「出る時期」だと思ってます。
O:
入院前の症状はほとんど消失。
外界への欲求もあり。
減薬症状は軽度。薬の整理も出来た。
P:
入院中に行った思考の整理や,行動などについて,復帰後も活かしていくこと。
パキシルの減薬症状は軽度なので,必要時リスパダール液p/oしつつ対応していけば減薬出来る。
v/c:
P76,BT 36.2,kot 1
外を求め始める,刺激を求め始める。
S:
そろそろ「外」とか「動き」とかが欲しくなってきました。
O:
散歩,ぎりぎりの時間いっぱい使っており,外を求めている。
また,徐々に退屈感増してきた様子。
A:
十分に休養がとれ,疲労が取れてきた状態か?
「暇つぶしの散歩」から「外を求めての散歩」に変化しつつある。
毎日の日記の中で自分の気持ちの整理を付けてきており,社会復帰への準備を始めている感じ。
P:
わずかな時間ながら仕上げをしていくこと。ただし焦らないこと。
散歩などで吸収できるものは吸収していく。
眠剤頓服希望について。
0時頃,眠剤頓服希望の申し出あり。
S:
なんか寝つけなくなって…。しばらく頓服してなかったのになぁ…。
O:
日中覚醒保たれており,薬も以前に変更して良好な経過をたどっていた。
今回は,眠前薬服用後3時間で頓服希望。
P:
上記Sあるため,不眠時頓用のレンドルミン0.25mg,ニューレプチル5mgを1Tずつp/o。
v/c:
P 110,kot 2
tachycardiaではあるが,papitation等なし。
物々交換の件について
対象Pt.に断りを申し出た様子。
S:
「元々メンソール以外はあまり吸えんから交換してもらっても困るんよ,ホントはね。それに本来は規則で決まっとるから貸し借りはやめようや,そう言うのもウチにとって負担になるで。2本だけ上げるからこれで最後にしようや」と断りました。
O:
上記Sの通り,断りを申し出た様子。
A:
理由付けとなる客観的事実,自分に負担をかけないように根拠も出している。一番大事な点として主観的感情を伝えて断ることが出来たこと。
これが復帰後に出来れば,実生活でもうまくやっていけると思う。
P:
一件落着という所。
ただ,それでも続くようであればNs.介入。
「断れた」と言うことに対して自信を持たせる。
抑うつ状態について。
本日は寛解状態にある。
S:
なんだか急に気が楽になりました。
O:
すっきりした表情で活き活きとした様子。
A:
物々交換の件が片付いたのと,本日再び散歩に出られることから良く靴状態から解放されたと思われる。
P:
抱えている問題があれば早期に解決すること。解決させたことに自信を持たせること。
やむを得ないことはあるが気分転換を図っていく。
不安・不隠について。
夕食後に他Pt.が別のPt.に罵声を浴びせている場面あり。本人,2003年の出来事で大声に対するPTSDあり,不安感・不穏状態となる。
S:
コワい…ツラい…助けて…。
O:
不穏状態になっている。体が震え始めており,顔を覆ったり,頭を抱えたりして苦痛の表情。
A:
他Pt.の罵声によりPTSD状態にあると思われる。
自身に対してではないのでそのことを認識できるようにしたい。
P:
隣にたまたま話しかけに来てくれたPt.おり,そちらに耳を傾けて関心をそらす。
また,自身に対してではないので「他人事」と思えるように心をし向ける。「自分にではない」という自己暗示をかけていく。
v/c:
P 72,kot 3
抑うつ状態について。
S:
退屈してしまって…。人と関わるのも億劫になっちゃった。時間が長く感じる。
O:
本日も日中はボーっとして過ごしている。
A:
昨日同様,慣れ・煮詰まり感と,散歩に出られないことへの退屈感か。
また,物々交換の件(後述)もあって他人との関わりに悩んでいると思われる。
P:
他人との関わりも含め,あえて自室で眠らない程度にゆっくり過ごすこととする。幸い音楽だけは聴けるので良いのでは。
物々交換の苦悩について。
S:
少量・低頻度なら問題ないと思っていたんだけど,他の人もやってるし,実社会でもよくあることだから。
でも頻度が増えてきて,自分の分がどんどん減っていってしまうし…。
O:
他Pt.よりタバコの交換やコーヒー提供を申し出られており,これが頻回になってきている様子。
A:
原則禁止の行為だが,少量・低頻度ならば黙認していた。
頻度増加していき,自身のものを与えることと,決まり事を破ってることに対する背徳感を抱いていると思われる。
タバコは物々交換,倍返しのようだが,メンソールたばこを火メンソールタバコで返されてるので数に吸えず,「交換」と言うよりは「提供」になっている状態。コーヒーも提供している。
どこかでしっかりと断れるようにしたい。このことは復帰後の振る舞いの中でも重要と思われる。
P:
復帰後のことも考え,「病棟内禁止行為」と言う立派な建前もあるので,言い方を工夫して断るようにしていく。具体的な理由があれば断れるはず。
頻回で断るのも苦痛であればNs.に話し,注意をしてもらうことも考える。
相手Pt.,依存あるいはLD等ありそうなので,必要時Ns.介入を。
v/c:
P84,kot 3
退院について。
Ns.:
退院決まってるみたいで…?
S:
15日です。「2~3週で…」と言うことで3週間になりました。食事・睡眠もとれなくてこのままじゃ倒れると…。入院して食事も摂れて眠れるようになりました。
O:
入院以来,食事摂取良好。寝付きはあまり良くないがよく眠れている。
A:
ストレスフリーの状態で回復傾向か? 寝付きの悪さは薬のコントロール次第かと…。
P:
休養とれ,順調に復帰できそう。ただし退院直後は頑張りすぎないようにする。出来れば最初の週は半ばに休暇を取っておきたい。
入眠剤はエバミール著効なので早期に移行したい。
鬱状態について。
昨日当たりから出現し始めた鬱症状。本日も引き続いている。
S:
なんか…鬱っぽい…ツラい…人と関わりにくい…。
O:
抑うつ感あり,ボーっと過ごしていることが多い。
A:
慣れてきたこと,書き物に煮詰まっていること,それでいて今日は日曜日なので散歩に出られないことがフラストレーションとなっているように思われる。また,明日も祝日のために散歩に出られないので抑うつ感強いのでは?
もう一点として,他Pt.との関わりの問題が考えられる。
P:
あまりツラいようであれば,眠らない程度に自室で過ごすのも良い。不安感出るようであれば,不安時頓用のリスパダールp/oで対応。
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★ 本カルテの記載形式
カルテ記載の基本に基づいて記述しています。
しかし最近は「カルテ」と言うよりは「日記の下書き」になってしまっている状態です。
本来のカルテならこんなに「Subject」は長くはならないし。
カルテ記載の基本は,客観性が求められ,またチーム医療では「誰が見ても分かる」と言うことを心掛ける必要があります。
そこで,正しいカルテの記載法として,問題指向型医療記録,(POMR: Problem Oriented Medical Record又はPOS: Problem Oriented System)が標準的で,特に入院後の治療・看護計画を立てる上で有益な方法です。
このカルテでは,自分を客観視して見つめ直していくためにこの手法に基づいて記述しています。
POMR又はPOS形式のカルテには,
・S(Subject):主観的データ。患者の訴え,病歴など。
・O(Object):客観的データ。診察所見,検査所見など。
・A(Assessment):上2者の情報の評価。
・P(Plan):上3者をもとにした治療方針。
と言う記述法がされており,略して「SOAPで記録する」と言われています。
★ その他の略語
・CC:主訴
・PHx:既往歴
・FHx:家族歴
・p/o:経口投薬
・Do:前回と同内容で処置・処方
・v/c:バイタルチェック(検温)
・BP:血圧
・P:脈拍
・BT・KT:体温
・kot:大便
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プロフィール
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ゐぬ様
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1975/12/20
職業:
炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属
趣味:
ドライブ,ウィンタースポーツ,機械いじり
自己紹介:
ゐぬです。横浜在住,32歳
職業は炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属
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