ポラス 分譲 ゐぬ様のカルテ 【MC外来カルテ】 05/24(Mon) 忍者ブログ
 
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S:
 前回受診時まではなかなか寝付けない状態が続いていました。
 その後,この2週間は割と寝付きが良くなってきました。ただワイパックスを追加しないとまだダメなレベルですが。一応何とか「ワイパックス追加」程度で寝付けるようになったので少し良くなったと思います。
 このところになって中途覚醒を頻繁に繰り返すのですが,それでもすぐに寝直せています。
 「朝が起きるのがツラい」と言う状態でしたが,このところは中途覚醒を繰り返している割には目覚めは良い方で,ほぼコンスタントに7時半には起きてます。熟眠感もあり残眠感は感じません。「朝の寝起きのツラさ」も改善してきたようです。
 もうこの所はロヒプノールは1mg 2Tになっています。いっそ2mg 1Tでも良いような気もしますが,状態によって使い分けもしたいし,可能な限り薬が減らせる方向にしていきたいので2Tのままで自己コントロールしていきたいと思っています。
 お酒は相変わらず続いてしまっていますが,何とか1本で留めるようにして,時には飲まない日も出て来ました。何とかこの調子で機会飲酒に戻せれば良いのですが。
O:
 この2週間は入眠困難は改善傾向にあるようで,ワイパックス追加程度で寝付けている。中途覚醒を頻繁に繰り返しているがすぐに寝直せている。
 朝の寝起きはだいぶ良くなったようだ。コンスタントに7時半には起床している。中途覚醒を繰り返している割には熟眠感はあり残眠感はない様子。
 ロヒプノールは1mg 2Tに落ち着いている。2mg 1Tも考えたようだが,使い分けや先々の展望としての減薬を考えて1mg 2Tの範囲で自己コントロールしていきたい意向。
 飲酒は相変わらず続いているが,少しずつ減らすようにしているようだ。1本に留めたり飲まない日があったり。
A:
 入眠困難もワイパックス追加程度で改善できている様子。いずれにせよこれ以上処方での対応は困難ではあるが,この程度まで回復してきているのならまずまずか。「眠れそうならワイパックスを追加しないでみて,ダメなら追加」と言う方法も慣れてきたら試みて欲しいところ。
 ロヒプノールは1mg 2Tに落ち着いている。2mg 1Tも考えたようだが,使い分けと先々の展望としての減薬も考えて自己コントロールしていきたいとのこと。1mg 2Tが恒常的とは言え,あえて2mg 1Tにすることもないだろう。使い分け・減薬へのプロセスと考えているようなので。
 中途覚醒を頻繁に繰り返している。すぐに寝直せており,翌朝もそれなりに起床できるようになっている。睡眠サイクルの中で浅い睡眠になった時に目覚めていると考える。その後に寝直せてまた深い睡眠に戻れているのなら,翌朝の目覚めの良さも考えれば問題にはならないと考える。
 朝の寝起きもだいぶ良くなっているようで,コンスタントに7時半頃には起床できている。中途覚醒の繰り返しがあっても寝起きは良いようなので,睡眠リズムと薬の状態がウマく合うようになってるのだろう。
 飲酒習慣は継続してしまっている。しかし量を減らし,飲まない日もあるとのこと。基本的には習慣的な飲酒は避けたい(服薬中でもあり)。この調子で機会飲酒に戻れば良いのだが。
P:
 入眠困難は改善傾向。ただしワイパックス追加がまだ必要な状態。ただ処方での改善は無理なので現状の方法で対応してもらう。様子を見ながらワイパックスの追加を減らしていくことにも試みて欲しい。
 中途覚醒を頻繁に繰り返しているが,すぐに寝直せ,寝起きも悪くない。熟眠感あり残眠感なし。これなら中・長時間型の薬を考える必要はない状態。
 寝起きも改善。コンスタントに7時半頃に起床できている。この点も踏まえれば,処方に手を加える必要はなし。
 以上より,現行処方do,経過観察。状態に応じて減薬を試みてもらう。
 飲酒習慣続いているが量は減らし,飲まない日もあると言うので,この調子で機会飲酒となるように努めてもらう。
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★ 本カルテの記載形式
 カルテ記載の基本に基づいて記述しています。
 しかし最近は「カルテ」と言うよりは「日記の下書き」になってしまっている状態です。
 本来のカルテならこんなに「Subject」は長くはならないし。

 カルテ記載の基本は,客観性が求められ,またチーム医療では「誰が見ても分かる」と言うことを心掛ける必要があります。
 そこで,正しいカルテの記載法として,問題指向型医療記録,(POMR: Problem Oriented Medical Record又はPOS: Problem Oriented System)が標準的で,特に入院後の治療・看護計画を立てる上で有益な方法です。
 このカルテでは,自分を客観視して見つめ直していくためにこの手法に基づいて記述しています。
 POMR又はPOS形式のカルテには,
 ・S(Subject):主観的データ。患者の訴え,病歴など。
 ・O(Object):客観的データ。診察所見,検査所見など。
 ・A(Assessment):上2者の情報の評価。
 ・P(Plan):上3者をもとにした治療方針。
と言う記述法がされており,略して「SOAPで記録する」と言われています。

★ その他の略語
 ・CC:主訴
 ・PHx:既往歴
 ・FHx:家族歴
 ・p/o:経口投薬
 ・Do:前回と同内容で処置・処方
 ・v/c:バイタルチェック(検温)
 ・BP:血圧
 ・P:脈拍
 ・BT・KT:体温
 ・kot:大便
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プロフィール
HN:
ゐぬ様
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1975/12/20
職業:
炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属
趣味:
ドライブ,ウィンタースポーツ,機械いじり
自己紹介:
ゐぬです。横浜在住,32歳
職業は炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属
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