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昨日はもうほとんどやる気もないので,消化したいコトが色々あるにも関わらず,早々に寝ることにした。床に就いたのは22時。寝込んだ週末だったので入眠剤は倍量服薬,ワイパックス2Tも追加。それでも寝付けずに入眠剤半量追加して寝付く。中途覚醒はなし。
朝はなかなか起きられない。起きれそうで起きれない。何とかかなりギリギリの7:50起床。さすがにv/cする間もなく出勤するハメに。ただ原付が直っているので助かる。
日中は夕方までは概ね安定,仕事もそれなり,あまり手際が良くない。今日は忙しかった。
午前中は1件ハマった。高度の動脈硬化所見で狭窄もある症例なのだが,前回の検査結果と噛み合わない。もう6年も前の検査結果との対比なので多少は変わるだろうが,その範疇を越えたアンマッチ。アンマッチの原因は何となく分かるのだが,それをいかにウマくつなげて今回の所見に書き換えるか悩む。
狭窄は進行しているように思える。流速は明らかに上昇,狭窄率の数値も上昇。だがその部分のplaqueの大きさはあまり変わらない。これはおかしなコトだ(狭窄率は変わらずに流速は上がるコトはあるが,plaqueの大きさが変わらないのに狭窄率が変化するコトはあり得ない)。
まぁこうして悩むコトで時間が掛かるのもあるのだが,被検者が度々首を動かしてしまうので,落ち着いて計測ができない。何度もやり直しになる。
あげく「何でこんなに時間が掛かるんだ(それでも枠目一杯で留めている)」と言う不満。
医療従事者は神ではなく人間なので,ふと心の中に悪魔の声がよぎる。
「あんたがやたらと動くから遅々として検査が進まない。そもそも動脈硬化が大したコトなければ時間は掛からない。いくら"理論上は加齢に伴って変化するにしても100歳でも正常値を超えない"とは言え,現実的には動脈硬化は加齢現象で,神の域の生活でもしてなきゃ動脈硬化は起きる。だが石灰化が顕著なplaqueができたり狭窄したりするくらいの動脈硬化変化は加齢現象じゃなく,あんたが積み重ねたライフスタイルの乱れ,食生活の乱れ,基礎疾患のコントロール不良が原因。あんたが黙って動かずに検査を受けていて,そもそも自己管理をきちんとして動脈硬化の程度が加齢現象の範囲を超えてなければ,こんなに時間の掛かる検査ではない」
などと頭に浮かぶが,そうぶつけるワケにはいかない。
いくら患者とは言え,あまりに横柄だったので,
「動脈硬化変化は割ある方で以前より進んでますね,その分見なければならないところも多いんですよ。詳しい結果は主治医から聞いて下さい」
とは言ってしまった。
ハマった後にICUに出張で心エコー。難なくこなしたつもりだが,お昼に食い込む。
午後からは脳波にハマる。なぜだか今日は電極装着に時間が掛かってしまっている。自分でも「何だか今日は手際が悪い気がする」と感じながら装着していたのだが,時計を見るとやはりいつもより時間が掛かっている。2件目もあったのだがこれも今日に限って時間が掛かっている。同僚君にチクリと言われたけど。今日は反論の余地もないので飲み込むが。
どうも今日はウマく仕事が進まない。
何とか日常検査業務を終えて夕方となる。夕方には生理検査システムのベンダー担当者が来て,不具合解消と新規項目の追加の作業に立ち合い,検証を行う。これはこれで良いのだが。
さて,以前に生理検査システムが致命的な不具合を起こした件。
その件については,内部向け報告書として医療情報部門に説明を求めてまとめた文書は作成して全員に展開はしてある。この件について主任から改めてシステムベンダーにちょっとした質問をしている。担当者もそれなりに回答している。
その後で「医療情報部門からは催促して説明を求めてようやく詳細が分かり,後日の報告書で改めて回答が得られた。だが現場に対するきちんとした説明がない。責任を放棄している」と不満をこぼし始める(システムベンダー担当者に話してもしょうがないと思うが)。
この不具合発生の原因は,システムの仕組みやサーバーのログから,「偶発的に勝手にシステム上で発生した」と言うよりは「人為的ミスの可能性」が強く疑われている。「基本的に(不具合を引き起こしたアプリが)自動起動することはなく,ログの上でも手動起動が疑われる」と言うことなのだが,いくら「自動起動はあり得ない,手動起動でないと起きえない」とされ「手動起動が限りなく疑わしい」とされながらも「誰かが手動で起動した」と言う確証はない。
だが主任はココを強く追求したいようで「医療情報部門の責任問題,問題とすべきインシデント」と強く主張している。だがこれでは「犯人探し」になる。その点をちょっと指摘してみる「その時間に誰がいたか調べれば目星はつく」と言ってみたり「犯人探しをするつもりはない」と言ってみたり。二転三転しながらもやはり「責任問題」としたいようで,「犯人探しのつもりはない」と言いつつ「明らかにすべき」とも言う。
確かに「手動起動の可能性が強く疑われる」と言っても「誰かがやってしまった」と言う確証はなく状況証拠しかない。それでも追求したいらしい。その旨もちょっと指摘してみたのだが「でも誰かがやらなきゃ起きなかったんでしょ」と。状況証拠だけで全責任を問うのは難しいだろう。まぁ「部門として不備のある事態を招いた可能性があった」と言う程度での話はあっても良いだろうが。
「説明義務」はあるかも知れないが,これは後日の報告書で行われている。確かに対応直後に関してはこちらが出向いてやっと説明を受けた状態ではあるが。
ところが更にこの話は飛び火する。
ウチが詳細を聞きに行く前に上司は既に詳細の説明を受けていた。この点をちょっと漏らしたらなぜかウチが責められた。
「どうして上司が知っていると言うコトを話さなかったのか」と。ウチからすれば「上司が内容を展開するだろう」と言う推断と「ウチはウチなりにヒアリングをして報告書を作成して,後日正式な報告書が提出された」と言う点から,あえてウチが「上司は既に知っていた」と言うコトを話す必要はないと考えていた。
これは「詳細を事前に知っていた上司が,スタッフ,特に主任にはきちんと説明するものだろう」と考えていたし,知っているのに説明をしなかった上司の判断の問題だと思う。
それなのに頑として譲らず「上司は知っていたと言うコトをなぜ話さないのか」と迫る。どうしてウチに「報告義務」があるのか分からない。「報告義務」があるのは上司ではないのか? ウチが「上司が知っているコトを分かっていながら報告してない」と言うコトのどこに責任があると言うのだろう。
医療情報部門の対応の遅れは問題かも知れないが,もしかすると「部門の長に報告すればまず良いだろう」「そこからスタッフに説明があるだろう」と判断したかも知れない。だからこちらから出向かないと詳細が分からない状態だったのかも知れない。
一応「システム管理者相当」の立場なので,ウチから改めて説明をする必要はあるかも知れないが,「上司は知っていた」と言うことまで説明する必要はあるのか?
これに不満があるのなら,本来なら主任が直接上司に「どうして詳細を知っていながら責任者である私やスタッフに説明をしなかったのか?」と問い詰めるべきコトだと思うのだが。
あげく,ベンダー担当者が居合わせているものだがら,皮肉混じりに,
「みんな私のことを都合で"主任なので…"などと言いながら,肝心な話は上がってこない。身内の恥ずかしい姿です」
などとこぼす。
結局こんな面倒な話になって,かなり気分も悪くなった。
まぁたぶんこの人は「知らない」と言うコトが「怖い」と言う質なんだろう。「何でも知っておきたい」と言うコトなんだろう。そうは言いつつプロセスから話すと「で,結局何なの?」となって,プロセス無視の結果論追求になるし。
こんなにストレスを抱えても吐き出すところがない。
正直,こんなに面倒なコトを抱えるのならば,全部放棄して誰かに委ねたいのだが。
「何でも知っておきたい」と言うのなら,自分が「システムも含めた管理者」にでもなれば良いのに。
かなりフラストレーションを抱えて帰宅。またついついお酒を購入。
・BPの変動
朝のBPはなかなか起きられずにチェックできず。
夕のBP 132/72と,DBPは落ち着いているがSBPが高い。
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★ 本カルテの記載形式
カルテ記載の基本に基づいて記述しています。
しかし最近は「カルテ」と言うよりは「日記の下書き」になってしまっている状態です。
本来のカルテならこんなに「Subject」は長くはならないし。
カルテ記載の基本は,客観性が求められ,またチーム医療では「誰が見ても分かる」と言うことを心掛ける必要があります。
そこで,正しいカルテの記載法として,問題指向型医療記録,(POMR: Problem Oriented Medical Record又はPOS: Problem Oriented System)が標準的で,特に入院後の治療・看護計画を立てる上で有益な方法です。
このカルテでは,自分を客観視して見つめ直していくためにこの手法に基づいて記述しています。
POMR又はPOS形式のカルテには,
・S(Subject):主観的データ。患者の訴え,病歴など。
・O(Object):客観的データ。診察所見,検査所見など。
・A(Assessment):上2者の情報の評価。
・P(Plan):上3者をもとにした治療方針。
と言う記述法がされており,略して「SOAPで記録する」と言われています。
★ その他の略語
・CC:主訴
・PHx:既往歴
・FHx:家族歴
・p/o:経口投薬
・Do:前回と同内容で処置・処方
・v/c:バイタルチェック(検温)
・BP:血圧
・P:脈拍
・BT・KT:体温
・kot:大便
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ゐぬ様
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1975/12/20
職業:
炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属
趣味:
ドライブ,ウィンタースポーツ,機械いじり
自己紹介:
ゐぬです。横浜在住,32歳
職業は炎の妄想族 兼 恋のヘタな恋愛内科所属
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